GDPに対応した保管方法

ABOUT GDP

GDPに対応した保管方法

保管施設(倉庫) がGDPに対応するためには、次の2点で温度管理が必要になります。

  • 使用前:温度マッピングでの温度分布の適格性確認
  • 使用時:温度モニタリングによる、適切な温度管理

使用前: 温度マッピング

温度マッピングとは保管施設の空間温度分布を一定期間、測定することです。データ収集については、1日の最低、最高気温時を含む必要があるため、連続24時間以上のモニタリング(*1)が必要です。また保管施設に収納される貨物量の増減が予想されることを反映し、貨物の全く無い状態(無負荷)と最大量を収納した状態(最大負荷)の2条件でのモニタリングをする必要があります。
さらに日本の場合、季節要因を考慮し、少なくとも夏と冬に行なうことが適切と考えられます。

(*1)モニタリング期間については、PDAのGDPに関する総説では3日間、USP<1079>では、24時間内の最高・最低温度を繰り返し連続3回実施することが推奨されております。

温度マッピング

使用時: 温度モニタリング

温度モニタリングとは保管施設の空間温度分布を継続的に測定することです。測定は、温度マッピングの結果と扉の開閉などの温度変化因子を考慮した上で、適切な場所を選ぶ必要があります。
また、設定温度を外れた場合に警報を発する装置を備える必要があります。

温度モニタリング

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